【辻語り】ルール無用の悪党に、正義のパンチをぶちかませ

あれから15年

“あれ”とは、3.11
東日本大震災からもうすぐ15年がたとうとしている
しかしみなさん、覚えているだろうか
2011年の年頭は、テレビから懐かしいこの歌が頻繁に流れてきたことを

「♪白い~マットの~ジャ~ングルに~、今日も嵐が~吹き荒れる~♪」

2010年のクリスマス
群馬県の児童養護施設にランドセルが贈られた
それ以降、年をまたいで次々と報道されるタイガーマスクの善意の贈り物
せちがらい世の中にあって、なんともほっとする話題だった
そう、15年前の年頭は、タイガーマスクから始まったのだ

そして3.11の未曽有の自然災害
日本全国に「善意の嵐♪」が吹き荒れた

― 善意 ―

なんともくすぐったく聞こえる言葉だ
死語に近いのかもしれない
それでも侮ってはいけない
小さな善意といえどもそれが集まれば、絶望的な状況を希望に変えていく土台となる
全国のタイガーマスクによって「支え合い・助け合い」の善意を受け取った児童養護施設のこどもたち
きっとゆるやかにそしてたくましく自律していったのだろうと確信する
震災後に「支え合い」「助け合った」ひとびともまた、きっと本質的な“豊かさ”を手にしたのだろうと確信する

15年たった2026年
国内外で指導者たちが先頭を切って勇ましい言葉を発し、力ずくの権威を振るっている
自己都合を最優先し、説明責任から逃げ続けるこの国のリーダーたち
だからなのか“正直者が馬鹿をみる社会”が築かれつつある
「あっち側のひと」と「こっち側のひと」が、わかりあえなくなってしまった
いや、わかりあおうとしなくなってしまった
大人たちがこんなに方向感覚を失ったまま、こどもたちにいったい何を残そうというのか
「善意の嵐」が吹き荒れた15年後、今、目の前で吹き荒れているのは「分断と対立の嵐」ではないか

それでもひるんでいる場合じゃない
立ちすくんでいる場合じゃない
「世のため人のため」(もしかして死語に近いのかもしれないが)に、ほんの少しといえども発揮される善意を促していかなければならない

タイガーマスクの歌の続きはこうだ

♪白い~マットの~ジャ~ングルに~ 今日も嵐が~吹き荒れる~ 
♫ ルール無用の悪党に 正義のパンチをぶちかませ
🎶行け行けタイガー タイガーマスク 

「分断と対立の嵐」に正義のパンチをぶちかまそう
こどもたちの未来に、希望の灯をともそう
ひるんでいる場合じゃない
立ちすくんでいる場合じゃない
今、立ち向かわなくて、どうする

対話と丁寧な合意形成の末に紡ぎ出した「中道」という衣を身に纏い、2月8日の一大決戦に挑む

※「ルール無用の悪党」には、いろんな〇〇が当てはまる。皆さんにとっての〇〇は何だろうか?

2026/1/20 つじ英之

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