93歳のおふくろ、2年前から入退院を繰り返し、歩けなくなって寝たきりです
食欲は旺盛なので元気は元気ですが、福井に1人で残していて心配です
ご近所の皆さんとヘルパーさんたちに毎日助けられていて、感謝です
入院が3ヶ月の長期に渡ったことが数回あり、最近ニュースで報道される「高額療養制度」に本当に助けられた
この制度は、ひと月に支払った医療費・薬代など、限度額を超えて高額になった医療費が払い戻される仕組み
ガン治療など高度治療でどうしても超高額にならざるを得ない人たちの「最後の砦」ともいえる
おふくろはそこまで高額ではないものの、入院が長引いたため、そして回数も多かったため、これは本当に助かったのだ
私自身は身体はかなり丈夫なほうだと自負している
毎年の健診や人間ドックでも、ほぼ問題ない
それでもケガなど外科的な1〜3週間ほどの入院が、この10年で何回かあった
あっという間に治療費が自己負担限度額を超えてしまい、この制度がなかったらと想うと(がん患者ほどではありませんが)、年収の低いNPOで働いていた私にとっては、本当に「最後の砦」ともいうべき仕組みで助かった
つまりは、私はNPOで働いていた時も、おふくろの介護をしている今も、この「高額療養費制度」に助けられ、支えられている当事者なのだ
その当事者になる日は、みなさんにも近づいている
いや、すでに当事者の人たちも多いだろう
国会の予算委員会が大詰めを迎えている
政府が「高額療養費制度の自己負担限度額」を引き上げようとしている
医療費全体が増えているため、持続可能な仕組みにするためにも負担を検討することは当然理解しているし否定もしない
が、その財源を捻出するターゲットが、まさに高額医療費に苦しむ人たちなのか?
しかも、それまで議論もなかったのにも関わらず、11月に引き上げが突然提示されるやいなや、1ヶ月に4回も審議会をスピード開催してあっという間に議論を進め、12月には結論が出てしまった
さらに、がん患者など、当事者のみなさんの声を聴かずに進めた稚拙なやり方は、さすがに「ちょっと待て、そんなに急いでどこに行く?」と想う
政府にはどうやら「どこ」が明確にあるのだろうが、ここは一旦立ち止まり、後悔のない議論をしっかり重ねるべきだ
何せ、「命」に関わることなのだから
何度も言うが、医療制度の持続性のためにも国民全体の負担を否定しているわけではない
多くの人が納得して後悔のない制度にするためにも、「熟議と公開」の原則で進めたいものだ
国会では予算案の議決が迫っています
昨秋に国会を変えたみなさんの力が、まさに今、というか常に必要な場面に立っています
あきらめずに対峙していきますので、どうかみなさん最後までご支援をよろしくお願いします
2025年3月3日 つじ英之


