【辻語り】国会質問は、小さな声を届ける手段。政策を動かす力。

私の国会質問が、成果を出しつつある、と感じています

以前の投稿で「多雪地帯の通学路確保」についての予算委員会での質問が、国道交通省の政策に反映されつつあることを紹介しました

今回手応えがあったのは、文部科学委員会での質問です

文部科学省の令和8年度概算要求(各省庁が8年度に実施したい政策に必要な額を、財務省に要求する)施策

そこに「新たな「定数改善計画」」の策定が示された

養護教諭(保健室の先生)の定数増加についても示されている

これは画期的だ

私は4月〜6月の国会質問(文部科学委員会)で「教員不足の解消」に的を絞った質問をした

その際にしつこく指摘したのが「2000年代前半に中止した”中長期的な教員定数改善計画”の再開をするべき」という点だ

単年度の付け焼き刃的な対策では限界がある、中長期的な計画を再開して、地方自治体や現場に安心を届けるべきだ、という質問だった(質問動画はコメント欄に)

この質問指摘が、そのまま政策になっている

また、学校に1人しか配置されない養護教諭の業務過多についても質問した

現在の配置基準では、小学校は在籍児童851人以上、中学校は在籍生徒801人以上じゃないと、養護教諭が複数配置されない

全校児童60人の小学校でも、830人の小学校でも、養護教諭は1人となる

「複数配置基準を引き下げ、養護教諭など一人職の教員を増やすべき」という、県内の40校の小中学校を回って聴いた悲鳴を、国会に届けた

その質問指摘、つまり配置基準の引き下げが、そのまま政策になっている

これは本当に嬉しいことだ

もちろん、私1人だけの成果ではない

我が党の多くの議員が何度も何度もしつこく質問を続けた、まさに数の力を「正しく」使った成果だろう

そして概算要求なので、本予算案に反映されるかはまだわからない

それでも、改めて確信する

地域の現場の声を丁寧に拾い、それを国会質問という形で国に届け、それが政策になっていく、この地道な営みこそ、私に求められている政治姿勢なのだ、ということを

勇ましい言葉が飛び交う中でも、地に足をつけた歩みが必要なのだ

本格的な国会論戦がやっと始まりました

2年目の国会、本質的な議論を進める場にしたいと強く想います

2025年11月2日 つじ英之

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