【辻語り】対話が育てる、政治と若者の距離

修学旅行ラッシュがやっと終わりました

5月〜6月、地元:福井から次々と中学生が国会に来てくれました

そのたびに、国会で出迎えて「“政治家“は遠いかもしれないけど、“政治“は近いんだよ」とわかりやすく伝えてきました

印象に残ったのは、福井県池田町の池田中学校

人口約2000人の過疎山村で、3年生はたったの11人

その雰囲気、なんだか懐かしい

そうだ、私が30年暮らした長野県の泰阜村の中学校と同じだ!

同規模の自治体で、生徒数もほぼ同じ

私の子ども3人のクラス(もちろん1学年1クラス)も同じ雰囲気だったので、思わず頬が緩む

この中学校の修学旅行は、私と1時間の対話をしたい、というリクエストがあった

2グループに分かれた生徒たちが、一緒懸命に作ったプレゼン資料を元に発表した

生徒たちの地元を愛する気持ち、誇りに思う気持ちがひしひしと伝わる内容で、もうなんというか感動した(月並みですんません)

とりわけ子育て家庭や高齢者、性的マイノリティなど、ひとりひとりの尊厳を重要視する風土や政策を、自信を持って生徒たちが私に説明していたことが、心に残った

私こそ学ばせていただいた1時間だった

他の中学校も、時間との関係で私と対話の時間はなかったものの、きっと事前に多くの時間を費やして学んでいるのだと思う

教員の皆さんと、生徒と教員そして学校を支える地域の教育力がそうさせるのだな、と感じた

昨日、厚労省が2024年の出生数や出生率を発表した

1899年の統計開始以来、出生数は初めて70万人を割り込んだ

出生率も全国平均で1.15人 東京に至っては、2年連続で1.00を切り0.96となった

この中で、我が福井県は唯一出生率が下がらなかった(2023年と同じ1.46)

そしてこの1.46は、沖縄県に次いで全国2位

昨年の8位から上昇した

福井県は「県が進める子育て支援策に効果が出始めている」と評価している

ただ、この数字の要因はまだ分析できないでしょう

それでも、修学旅行に訪れた生徒たちの顔を見て「こんな子どもや若者を、社会に送り出す福井県であり続けたい」と私まで想ったように、子どもたちの育ちや学びを支える地域のソコヂカラが、福井の住みやすい、子育てしやすい雰囲気を生み出しているのだろうな、と強く想いました

来年もまた、地域を愛して誇りを持つ生徒たちを、出迎えたいですね



2025年6月5日  つじ英之


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