【辻語り】課題聴き取りー国会質問ー政策化 丁寧なこのプロセスこそ

地域を歩き続けて課題を聴く

それを国会質問という形で政府に届ける

そして政府が政策化していく

このような地道だけれども、生産的な議論と政策化のプロセスこそ、今、求められている政治と行政のあり方だと考えます

このプロセスが形になって成果が出ました

10ヶ月前の2月27日、衆議院予算委員会第4分科会

私は大雪に見舞われた多雪地域の切実な声を届けた

とりわけ大臣に質したのは「多雪地帯の通学路の安全確保」についてだ

除排雪が追いつかず、車道を歩かざるを得ない低学年こどもたちのリスク、そして落雪のリスク、空き家倒壊のリスク

歩道除雪は住民の善意頼みになっていること、早朝からの除雪で教職員の負担も限界に来ていることなど

文部科学大臣からは「関係省庁と連携を図らせていただきながら、引き続き通学時における子ども達の安全確保、しっかり務める」と答弁いただいた

先日11月26日、衆院文部科学委員会で、その後どう政策に反映されているのか改めて質問をした

国土交通省からは、極めて前向きで具体的な答弁をいただいた

要点をまとめると「今冬に豪雪地域の全国8地区において、積雪時の通学路安全確保についての除雪や融雪対策の強化策を先行的に実施する、8地区の効果検証を経て翌年以降に全国展開する」というものだ

こんなに具体的に動くものかと、正直驚きを隠せなかった

もちろん同時に確かな手応えを感じる

●国土交通省の施策

国会開会中であっても、毎週末は地元:福井に帰る

地域を歩いて、課題を聴きとるためだ

「どうせ声は届かない」「誰がなっても同じ」

ハナからあきらめている人たちに、ひたすら向き合ってきた

そしてこれまで光が当たりにくかった小さな声を、

国会質問という形で国に届ける

事実に基づく具体的な質問・提案は、官僚の皆さんの心をも動かすのだなと感じる

そして官僚の皆さんの尽力で、政策になった

決して派手ではないし、インパクトもありません

勇ましい言葉もなければ、強いイメージもありません

しかし、地道で丁寧で生産的なこのプロセスこそ、今、求められている政治と行政のあり方です

そう信じて、今後も誠実に動いていきます

2025年12月6日  つじ英之



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