【辻語り】徹底的に地域を歩く~クマ問題から考える「自然と人の共生」政策とは~

始発の新幹線で東京を出ると福井には9時過ぎには到着します

美しい北陸の風景を眺めつつも、この移動時間が資料を目に通す素敵な時間でもあります

いつもは移動中が唯一の休息の時間ではありますが、今日は国会質問を控えているのでとにかく勉強です

夏、つまり通常国会終了から今まで、徹底的に地域を歩いてきた

その声をもとに来週、国会質問をする

今回帰福したのは、質問に際して改めて地域の声を聴くためだ

その聴き取りの冒頭、担当者の方からクマの話を聞いた

今朝、福井県大野市でクマの人身被害があった

その近所に住んでいて、被害に遭われた人の救急搬送も見たらしい

聴き取りの後に、家に帰りクマ対策をする、という

私の聴き取りにお時間をいただき、本当に恐縮だ

10月初旬、同期の川原田英世衆議院議員にご案内いただき、北海道知床を視察した

羅臼岳登山中の若者がヒグマに襲われた件を含めて、自然と人間の共生がどうあるべきか考えるための視察だった(写真)

その後、ここまで本州のクマ問題が顕在化するとは考えていなかった

今想えば、限りなくベターなタイミングで視察に行ったとも想える

我が党も毎日のように、環境・農水部門会議でクマ対策を議論をしている

そこには、環境省、農水省だけではなく、国土交通省、文部科学省、警察庁、内閣府など、多くの省庁官僚の皆さんも来ていただいている

政府のクマ対策政策に対して、こちらも法案を提出する

今こそ、刹那主義に陥らずに、自然と人間の共生について、俯瞰的かつ現実的に議論すべきだ

私の住む集落にもクマがよく出没します

逃げずに向き合いたいと想います

2025年11月21日  つじ英之

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